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カルロス・ゴーン逮捕、その理由と影響は?

日産自動車の復活に貢献したとして有名なカルロス・ゴーン氏が逮捕されました。
東京地検特捜部がゴーン会長を金融商品取引法違反の疑いで逮捕したそうです。
今回はゴーン氏が逮捕された理由とその影響についてまとめます。

カルロス・ゴーンとは

  • フランスの自動車会社ルノーの取締役会長兼CEO
  • 日産自動車の会長
  • 三菱自動車工業の会長
  • ルノー・日産・三菱アライアンス代表

であり、企業再建を多く成功させてきた人物。
再建にあたり大胆なリストラを行ったために
コストカッター、コストキラーとも呼ばれていました。

逮捕の理由

自分の役員報酬を実際より50億円余り少なく有価証券報告書に記載したとして逮捕されたようです。
2011年6月から2015年6月において、実際のゴーンの報酬は合計約99億9800万円だったにもかかわらず、約49億8700万円との虚偽の記載をした有価証券報告書を、5回にわたり関東財務局に提出した疑いだそうです。

日産の会見内容

ゴーン氏の逮捕をうけて、日産自動車は11月19日、横浜市内の本社で会見を開催しました。
これによるとゴーン氏の不正の内容は

  1. 報酬の過少申告、
  2. 私的な目的での投資資金の流用、
  3. 私的な目的での社内経費の流用

の3点。一連の不正には代表取締役のグレッグ・ケリー氏も深く関与しており、22日に開かれる取締役会で両氏の解任を提案する予定だそうです。

ゴーン氏逮捕の影響

日産は22日に開かれる取締役会で両氏の解任を提案する予定。
ゴーン氏の逮捕は日産や三菱の株価にも影響を及ぼしているようです。

日産自動車株急落、2年ぶり安値

ルノー株8.4%安で取引終了 一時は15%安に

 

まとめ

いかがでしたか?
ゴーン氏は金融商品取引法違反の疑いで逮捕ということでしたが、まだまだ
操作中であり、他の事件も絡んでいる可能性があります。
また日産、三菱の株価は下がりましたが、フランスルノーでゴーン氏を解任することには
ならなかったようなので、続きがあるとみられます。
今後もウォッチしていきましょう